2010年08月30日

風情の君に及ばぬ

竹に染めし人の絵の具はうすかりき嵯峨の入日はさて寒かりき

野のゆふぺ花つむわれに歌強ひてただ『紫』と御名つげましぬ

白き羽の鶴のひとむら先づ過ぎぬ梅に夜ゆく神のおはすよ

われまどふこれかりそめかわれまどふ終にわりなの忘れがたなの

われいまだ云ひとく道をおもふまでに世をかへりみる弱き子ならず

世に立たん栄よ力よ君によりて今日わが得たるうつくしき鞭

みなさけに涙こぼれぬさらば我師この子とこしへ酔へりとおぼせ

扶けのせて柳かざしてうつくしき手綱の御手にそと口ふれぬ

老の眼に涙たたへてさはいへど恋は悔ゆなとあなかたじけな

恋といふも未だつくさず人と我とあたらしくしぬ日の本の歌

そのあした紅の袖口裂きし子を人はねたまであはれと泣きぬ

世の常のそしりもつ子に今日なりぬゑにしの神の袖うらみあり

母にそひてはじめて菫わが摘みし築土ふりたり岡崎の里

師の君の御袖によりて笑むは誰ぞ興津の春の雪うつくしき

うしろよりきぬきせまつる春の宵そぞろや髪の乱れて落ちぬ

五つとせむつまじかりし友のわかれ城のひがしに春の雪踏む

見かはしてふたり伏目の人わかし梅にゆづれる車と車

友ひとり兄と仰ぐに君ひとり恋とたのむに我は幸の子

その花よ清きにもろきすくせありてふと夕ぐれの小雨にちりぬ

宮島の神のとびらに歌も染めず筑紫へゆくを人のなげきし

旅にねてすくせ相似しものがたり『親もあらぬ子誰によるべき』

遠き人をふたりしのぴしおばしまのその春の山また夢に入る

春をわれしら梅の花に恨ありなどか風情の君に及ばぬ

あくがれぬそぞろになりぬ涙ぐみぬうたてなやむか酔ふか狂ふか

花は黄に草はみどりにふと見れば我はましろきつばさのなかに

われ十とせ操の山の名を云はずそこに別れし人の名を云はず

旭川にしら魚のぼる春のくれ酔ひたる人を車に戴せぬ

笛吹くに吹くにいつしか百合多きこの国さては海いくつ越えし

あらぬ名を我や写せし君や着し云ひとく道も昨日になりぬ

わがおもひ鸚鵡に秘めてうぐひすにそぞろささやく連翹の雨

君が痩のわれにまされる春の朝とりて別るゝ手と手の寒さ(くげぬまに緑雨君を訪ひて)

まどかなる光明負ひますまぼろしや牡丹ゆすれて闇白うなりぬ

そとなでて鐘のおもひにたゆたひぬ裂けよと撞くは人にゆづらむ
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Posted by zhoufangfang at 17:33│Comments(0)詩歌
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